病気の名前:病名辞典


動脈硬化とは?☆動脈硬化


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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動脈硬化

動脈は、酸素や栄養分など、身体の各組織の細胞が必要とするものを運ぶ、血液が通る血管です。大動脈(内径約30mm)から、動脈、小動脈、細動脈と枝分かれし、最も細いのが毛細血管(内径6μm)です。動脈硬化とは、この動脈の壁が、加齢などにより弾力性を失い、硬くなっていくものです。また、動脈の内腔が狭くなったり、詰まったり、内壁の一部に瘤ができたり、瘤が破れて出血を起こしたりして、血流障害をおこした状態も、動脈硬化の症状の一つです。これが脳の動脈で起これば、脳梗塞や脳出血となりますし、冠動脈(心臓の周囲の動脈)で起これば心筋梗塞となります。

原因は、@アテローム(粥状)硬化(コレステロールなどの脂質が内壁に沈着して粥状に固まるもの)、A細動脈硬化(高血圧の影響で、内膜・中膜が厚くなり、血管壁が脆くなるもの)、Bメンケベルグ硬化(中膜にカルシウムが溜まって硬くなるもの)に分けられます。

治療法としては、血管を元通りにはできませんが、血圧を下げたり、高脂血症、糖尿病などを改善させて予防することはできます。


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