病気の名前:病名辞典


IgA腎症とは?☆IgA腎症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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病気の名前:病名辞典トップ > 腎臓・尿路の病気 > IgA腎症


IgA腎症

腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、余分なものは尿として排出し、有用なものは再吸収して体内に戻します。こうして水分や電解質のバランスを一定に保ちます。また、血圧調整や、赤血球をつくるためのホルモン分泌の役割も担っています。

IgA腎症とは腎炎の一種で、腎臓の糸球体に、血液中のたんぱく質の一種である免疫グロブリンA(IgA)が沈着して起こる腎炎です。糸球体は、毛細血管が絡み合って糸玉のようになっている組織で、血液成分をろ過して原尿をつくりだす場所です。腎炎の中で約半数を占めるものですが、自覚症状がなく尿検査で発見されることが多いです。進行すると腎不全に移行することもあります。

原因は何らかの抗原が体内に入り、抗体としてIgAが過剰につくられて起こると考えられています。

治療法は、腎生検で組織の変化を調べて、軽症であれば経過観察、重症の場合には副腎皮質ステロイド薬を用いて腎機能の低下を防ぎます。


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