Japanese English

フランス人の日常生活

フランス人の日常生活



フランス人の日常生活



個性豊かなフランス人を「フランス人は」と一括りにするのは難しいですが、
日常生活のいろいろな場面について、
私の主観で特徴的なことを書いてみたいと思います。


◆フランス人の会社生活◆

フランスの法定労働時間は35時間です。日本は40時間なので、
5時間しか違わないかと思うかもしれませんが、現実はにフランス人は
ほとんど残業をしないので(仕事が残っていても半強制的に帰らされるそうです)、
残業の多い日本のサラリーマンよりずっと労働時間は短いでしょう。

さらに、年間5週間の有給休暇があります。取得率は、日本人には羨ましいほぼ100%。
やはり夏に1ケ月くらいまとめて取る人が多いようです。

また、お昼休みも長い会社が多いです。日本のように短い昼休憩時間に、
混雑する店で大急ぎでランチを食べるのではなく、
たっぷり2時間の昼食休憩を取れる会社がたくさんあります。
しかも、昼にアルコールを飲んでもOKです。なんとも優雅なサラリーマン生活ですね。


◆議論好き◆

議論好きなところはフランス人に共通していると思います。
自分の言いたいことを言い合い、意見を戦わせるのが会話の楽しみだそうです。
逆にフランス人から見る日本人は「何でも同意するからつまらない」とのこと。
確かに日本人同士の会話は「うんうん」とか「そうだよね」といった相槌が多いですよね。
(読んでるあなた、今うなづいたでしょう!)


◆自分の権利と他人の権利◆

パリの街並み 日本人は「お客様は神様」
 という意識があるので、
 全てお客様優先ですが、
 フランスではそうではありません。

 店員も客も対等な人間なのです。
 商品を見ているのに、
 「今から補充をするからどいてくれ」と
 平気で言ってきます。

 尋ねた商品がなくても、
 「ありません」の一言で終わり。
 日本の店なら「申し訳ありませんが、
 当店ではお取り扱いしておりません」
 くらい絶対に言う場面です。

 「英語話せますか?」と聞いても
 「NON!」の一言です。
 
ですが、フランスの店員が冷たいかというと、
決してそうではありません。初対面では機械的な対応を受けますが、
顔なじみになると少しずつ親切になってきます。
要は、客と店員の関係ではなく、純粋な人間関係なんですね。

また、交通機関などのストライキについても寛大です。
もちろんぶつぶつ不平は言いますが、自分だってストライキをするのだから、
他人がやっても当然と考えます。
過去に1ケ月以上の長期にわたる交通ストライキがあったそうですが、
自転車が飛ぶように売れたそうです。


◆不便さを厭わないフランス人◆

フランスにはコンビニがありません。コンビニのような品揃えのお店があっても、
24時間営業はしていません。また、ほとんどの店は日曜日には休みになります。
ヨーロッパにはセブンイレブンが入っている国もありますが、
フランスは拒否しているようです。フランス人はそれでも文句は言いません。

日本にだって昔からあったわけでなく、なければないで暮らしていけるんですよね。
また、フランスには19世紀に造られた歴史的なアパートが今でも大活躍しています。

外観は条例で変えることができず、また内装を変えるとしても、
全てつくりかえるくらいの大改装をしない限り、
昔つくられた狭いエレベーターを拡張することもできず、水周りも問題が多く、
不便さを余儀なくされることも多いのです。
それでも、昔ながらのアパートに対する人気は高いのです。

サン・ルイ島
▲人気の高いサン・ルイ島のアパート




ラ・デファンス
▲ビジネスマンも多いラ・デファンス


フランスを旅しよう!〜top〜

旅行の計画

パリ

イル・ド・フランス

アルザス・ロレーヌ地方

プロヴァンス地方

コート・ダ・ジュール

ノルマンディ

フランスのホテル

フランス留学

私の留学生活〜語学学校編〜

私の留学生活〜ソルボンヌ編〜

フランス美術〜パリ3大美術館〜

フランス美術〜美術館の楽しみ〜

クラシックからシャンソン

フランスの映画事情

フランス人の日常生活

フランス人の食文化

フランスのおみやげ



リンク集・相互リンクについて

プロフィール


(毎月更新!)
  海外旅行ワンポイントアドバイス

Copyright(C) フランスを旅しよう All Rights Reserved